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名誉大会長の仁田 新一 先生から寄せられたご感想を掲載しています。
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第22回日本統合医療学会学術大会 名誉大会長
日本統合医療学会理事長、東北大学名誉教授
仁田 新一 先生

大成功でしたね。会員の方々からも歴史に残る会だったと大変高い評価を貰いました。
結果よければ、全て善しですね。
ニュースレターの件了解しました。期日に間に合わせるようにしたいと思います。
皆で楽しい祝勝会を企画してください。参加したいところですが、できないと思いますので、その際は私の写真を飾ってください。
本当におめでとうございました。改めて皆様全員の心の広さと行動力に敬意を表したいと思います。
皆様にくれぐれもよろしくお伝えください。

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以下は、後日あらためて仁田先生から寄せられた感想です。

第22回 IMJ札幌学術大会終了に寄せて

仁田 新一

今回の札幌大会が大成功で無事終了したことを心よりお祝いと感謝を申し上げたいと思います。二年前に第22回大会を札幌で開催して欲しいという要望がIMJより猪股大会長に提出され、学会場の強い選択肢として札幌市立大学に白羽の矢が立てられた。当時の大学の理事長の蓮見 孝先生と中村 恵子教授に猪股先生と私がIMJ大会の概要をお話しし、大学を挙げて協力する確約を得、その時点から大会に向けての準備が始められました。まず地元の看護と音楽療法の「ハマナスの会」のメンバーや、IMJ北海道支部の西谷先生、神力先生などが中心になり、少しずつ学会の体裁を成し、最終的には札幌市立大学や札幌市、北海道庁、地元の政財界の大きな支援も得られ、予想以上の盛会となり、IMJ会員からも歴史に残る大会のひとつであったとの高い評価が得られました。

そのプロセスの中で大小いくつかの困難に直面しましたが、大会事務局皆様の強い結束とバイタリティで克服できた喜びと自信は、今後の皆様の人生にとって大きな糧となることと思います。

猪股大会長が14年前に札幌に赴任し、統合医療の研究を看護面から追求する手法として以前から取り組んでいた音楽療法の科学的評価を更に進めるために、多職種連係による音楽療法を主に北海道難病連の協力の下に展開していったことから始まる。その効果が現れ、患者さんとの信頼関係が更に濃密になり、音楽療法を基盤にアロマ療法やヨーガ療法なども取り入れた多職種・多療法の新しい試みが科学的根拠付けとして、北海道の地に根ざし始めている。この時期にIMJ全国大会が地元で開催する運びとなり、また直前の北海道胆振東部地震の被害を受けたにもかかわらずそれを全員で克服し、大会が成功裏に終了したことは、これまでの研究活動やその普及が全国レベルであったことが実証されるとともにその成果が北海道始め関係者に大きな遺産となるものと確信いたします。

最後になりますが、未来型医療としての統合医療がこの地に大きな花を咲かせ、全世界に向けて発信されることを祈り、大会を成功裏に導いた皆様に拍手喝采を送りたいと思います。ありがとうございました。