2019年9月11日(水)19:00~響きの杜クリニック2階ひびきホールにて、第6回定期勉強会を開催いたしました。
医療関係者、代替療法士、セラピスト、学生、主婦など、様々な職種の方々が、60名近く、ご参加くださいました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
今回より、相補(補完)・代替療法や伝統医学等の各論へ。
テーマは「中医学概論~中医学の宇宙観とエネルギー論~」
IMJ北海道支部に長く在籍され、北海道の統合医療の発展のためにお力添えいただいている陶氏診療院・漢方アロマ療養師育成校 院長の陶 惠荣 (Huirong Tao)先生に講師を担当していただきました。
中国医学の真髄、宇宙観から量子学、物質から非物質、哲学と健康法、人類の人体についての知恵を濃縮する中国医学を解剖して、豊富な経験を惜しみなくパワフルに分かりやすくお話してくださいました。
質問も多く、参加されたみなさんの関心の深さも伺えました。
5000年の歴史、中国医学に裏付けされた臨床データはとても説得力があり、沢山の実例を交えたお話は、統合医療を実践する上でのその「役割」や「あるべき姿」を改めて考えるきっかけになったかと思います。
ある代替療法士の方から「効果が実証されている理論を頭で理解できても、それを実際に行動に移すことが難しい人もいると思う。私はその実践に向かう「心の土台」を作るための寄り添いや橋渡しができると思った」との感想をいただきました。
各種療法、伝統医学のそれぞれの得意分野を知ることが、自らの役割に気付くきっかけになれば「お互いを補い合う総合的な医療」「医療従事者と代替医療セラピストとの連携」にまた一歩、近づけるかと思います。
第6回定期勉強会のレポートは以上です。
次回、第7回定期勉強会は2019年10月9日(水)19:00~開催予定です。
テーマは「シュタイナー医学~人間とは何か?そして、病とは何か?~」
詳細は、定期勉強会をご確認ください。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。