こんにちは、学術委員の青柳です！
４月２９日に「まちづくり統合医療vol.1」が行われました。
新型コロナウイルスの感染拡大予防のため、４月の統合医療学会北海道支部の総会に引き続き、ウェブ開催（zoom）させていただきましたが、計25名での予想以上に素晴らしく有意義な会になりました！
ご参加いただきありがとうございました！
私の目線ではありますが、今回の内容を皆さんにお伝えしたいと思いますので、お付き合い下さい。
今回のまちづくり統合医療のテーマとなったのは、「お金のいらない国」でした。参加者の方に15分間の長島龍人さんによる落語を動画で見ていただきました。
さて、皆さんの中には、お金のいらない国とはどういうこと？と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は私も昨年、長島龍人さんの著書である本を西谷先生に見せていただいたときは、ファンタジーのように感じており（笑）、実際に支部の活動の柱とするには難しいのではと考えていました。
しかし、今年度支部での会議をしていく中で、月を追うごと新型コロナウイルスの問題が急激に世の中を覆い、世界はまさに未曾有の危機に直面していきました。
そんな中での、「お金のいらない国」は、私の中で急にリアリティをもち、腰を据えて考える必要のあるテーマになりました。
さて、今回の会では、参加者さんの簡単な自己紹介から始まりました。（zoomの利用が初めてという方もいらっしゃいましたが、事務局からの操作の誘導でコミュニケーションをとりながら、スムーズに行えたと感じています。皆さん素晴らしいです！）
様々な職種やお立場からのご参加で、自己紹介の時点から私は「今日はとても良い意見交換ができそうー！」とわくわくしていました。
「お金のいらない」の動画を観ていただいたあとは、実際に参加者さんの身近なところではどのような活動があるのか、皆さんの考え方を聴かせていただきました。
震災のときのボランティアさんとの関わりを話してくださる方や、得意なことをそれぞれしていくことで社会の循環を可能にしていきたい、多くの人が誰かの役に立ちたい思いがある、という素敵なご意見が沢山聞かれました。そして実際に、共通の認識をもつサークルへの参加経験がある方や、お味噌作りの取り組みで実感されている方の経験からのご意見もとても参考になりました。
その中でも、私が個人的にとてもハッとしたのは、「所有と共有」の考え方についての意見でした。もし、お金や物が自分のものではなくて、みんなで使えるものだとしたら…と想像したら気分がとても楽になったのです。この価値観は仕事が自然と金銭を得るためのものではなく、自分を表現していくもの、そしてその仕事はみんなで活動するために大切な自分の役割になっていくのではないかなと感じました。一人でパラダイムシフトー！と叫びたくなりました笑
続いて、西谷先生からはスペインを例に取り、ベーシックインカムの必要性と今後のコミュニティモデルの構想などを、地域通貨の実践などの提案とともにお話しされました。
少しずつでも着実に形にしていきますので、皆さんの経験と知恵をお借りしたいと思っています！
zoom会議は、予定していた19時はあっという間に経過し、曾田先生のご挨拶で一度閉会いたしましたが、引き続きお時間のある方はそのままお付き合いいただく形で延長いたしました。ここからは、新型コロナウイルスの影響がどのように出ているかを伺いまちづくりとしての活動を考えていきました。
参加者さんのなかには、施術をされている方も多く、自粛要請はないものの営業活動はできない現状であることや、休業されて自宅待機されている方など様々な現状から意見を出していただきました。西谷先生からは、いまは自己アピールの時期と捉えて次に向けて動いていきましょうとお話がありました。
そこで今後、統合医療学会と北海道支部では、まちづくりのフェスブックページで、セラピストさんの自己紹介を載せていただくこと、会員の方からの相談に関して統合医療の面でのアドバイスができる交流の場を作ることを実践していきます。
自粛期間の延長が発表され、まだ長く続きますが、会員の皆さんと共に新しいコミュニティ、新しい仕事のあり方などを学び模索してけることは、幸せでもあると感じている私です。
これからが本番となります、どうぞ皆さんよろしくお願いいたします！またぜひ皆さんの周りの方でこんな考え方に賛同、参加してみたいという方がいらっしゃったらお声かけいただけると嬉しいです！
