会員の皆様こんにちは、学術委員の青柳です。
8月25日に行われた「まちづくり統合医療vol3」オンライン開催のレポートをさせていただきます。
今回も参加してくださった皆さんのおかげで大変充実した勉強会になりました。「まちづくり統合医療」がどのような方向性をもって進んでいくかを共有できる内容になったと感じています。
今回は、はじめに西谷支部長から石狩聚富小学校の廃校プロジェクトに関して、プロポーザル提出に向けて準備を進めていることをお伝えしました。(現在、参加資格を正式に取得し、9月11日の提出期限にむけ始動しています)さらに、江別林木育種場旧庁舎の利用について視野にあることも併せて発表させていただきました。
参加者の皆さんからは、具体的な活動への提案もいくつも聞かれました。本当にありがとうございます。コミュニティーの中では、自分ができること、やってみたいと思うことをまずは提示していくことが大切だと感じています。ですが、やってみたいことが今はなくても、「何となくこれからの未来には、廃校プロジェクトのようなコミュニティーがあると安心かもしれない」「仕事や家族のことで忙しいけど、このプロジェクトは楽しそうだな」のような心もちの方々も、ぜひ、まずは見守るような気持ちで参加していただきたいと思っています!
今回の勉強会では、今後の支部活動が多岐に渡るものになることをお伝えしましたが、現在の社会背景として私たちが年頭においていく必要があるものが、2015年に国会で採択された「SDGs(エスディージーズ)」とういう国際社会共通の目標です。SDGsは“2030年までに達成すべき17の目標”を挙げているものです。さらに「169のターゲット(具体目標)」と併せて構成されており、その内容は貧困の改善に向けた取り組み、ジェンダーの平等化、気候変動に対する対策、など様々な問題に対して幅広く注目しているものです。日本も都道府県、市町村がSDGsを踏まえたうえで具体的な取り組みをあげています。私たちも、どのように参画していくことができるのか試行錯誤が続きますが、皆さんと共に勉強しながら視野を広げ行動していけたら楽しいなと思います。
西谷支部長からは、支部の活動の考え方の基盤となる「ティール組織」についても話されました。何度か支部の勉強会でも触れてきている内容ではありますが、この組織作りのためには、何を目指すかの共有とともに、個人がそれぞれの本来の力を出すことを認めていく必要を感じます。組織のあるべき姿と現在を都度見つめなおしながら、この変革の時期を進んでいきたいなと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
次回の日本統合医療学会北海道支部の活動は、9月29日(火)19時~21時に開催いたします「2020年度 第3回 定期勉強会 ~生命の科学~アーユルヴェーダ」です!