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ヨーガ療法

2020年1月13日(月・祝)16:00~
日本統合医療学会(IMJ)北海道支部会第10回定期勉強会「各論:ヨーガ療法~心と身体を繋ぐ智慧~」
担当講師は木村慧心先生
(日本ヨーガ療法学会理事長・一般社団法人日本統合医療学会理事・日本アーユルヴェーダ学会理事・WHOヨーガ指導基準策定作業部会委員他)
をお招きして響きの杜クリニック2Fひびきホールで開催し、会場は満席になりました。

ヨーガ療法は今まで、イメージしたヨーガとは別世界で、驚きました。

今まで、ヨーガは奇麗なスタイルがいい女性たちが美しいポーズをする運動で、
皆さんがいろいろな難しいポーズをできるように、たくさんの練習をしているイメージです。

しかし、木村先生の講義を聞き、自分のイメージしたヨーガは伝統ヨーガではないこと、
さらにホットヨーガを否定するほど、世界のヨーガ療法協会の最近の動向も伝えました。

木村先生は2019年ヨーガ普及と発展に寄与した功績による第一回インド首相賞を受賞しました。
50年前、東京教育大学、京都大学卒業後、インドで修行して、伝統ヨーガを日本に普及、ヨーガ療法と療法士を育成し、
心と体を繋ぐ智慧をたくさんの患者に指導して、症状改善に至りました。
ヨーガ療法は自己客観視を用いて、ヒトの脳(大脳新皮質)、いぬやねこの脳(大脳辺縁系)、へびの脳(脳幹と基底核)を理解しながら、
自由発想などの手法で、患者さん自らの病気や症状の原因を解消して、健康に至ります。

素晴らしい勉強会で、ヨーガのことは少し分かるような気がしました。

*インド首相賞受賞理由:
日本ヨーガニケタンは1980年に設立され聖地リシケシでも最も古いヨーガ修道院の一つであり
ラージャ・ヨーガを教導しているヨーガニケタン道場と伝統的ヨーガにおいて深く連携している組織である。
また瑜伽阿闍梨・木村慧心師は日本において伝統的ヨーガを伝える為にヨーガ療法を発展させている師の教えは
ウパニシャッド聖典群とヨーガ・スートラの教えに準拠しており
ヨーガ療法の活動はインド・ベンガルール市にあるスワミ・ヴィヴェーカナンダ・ヨーガ大学と連携してきている。

(IMJ北海道支部 学術委員 陶 惠荣 (Huirong Tao) )

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次回、第11回定期勉強会は2020年2月12日(水)19:00~開催いたします。
テーマは「鍼灸療法 ~鍼灸を科学的に解釈する~」
詳細は、定期勉強会ページをご確認ください。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。