平成31年3月10日(日)13:00~13:45 札幌市立大学 大学院棟1階 大講義室で、平成30 年度IMJ北海道支部総会が開催されました。
13:10分、司会の後藤雅博評議員が開会の辞を告げ支部総会が始まりました。議長に桒原 司評議員、書記に大瀧真美評議員を選出。
「この総会を、IMJ北海道支部の新たな一歩と位置付ける」という西谷雅史支部長の力強い挨拶を受け、25名の出席者と16名の委任状で審議を開始。
(議案1)猪股副支部長より平成30 年度活動報告
(議案2)小端裕美財務委員より平成30 年度会計報告
(議案3) 森元智恵子監事より会計監査報告
(議案4) 西谷雅史支部長より平成31 年度活動計画
(議案5)大野直子財務委員より 平成31 年度会計予算案
(議案6) 西谷支部長より会則改正・支部役員改編の提案。
上記当該議案はすべて満場一致で承認されました。
次いで猪股千代子副支部長から、統合医療学会北海道東北ブロック会(HTB)設立の背景と経緯の報告があり、支部会員の学びの共有、支部大会企画への支援、支部運営に関する課題・悩み・情報の共有という意義をご説明され、会員へ理解と協力を求め、13:45分閉会となりました。
平成30 年度IMJ北海道支部の活動は下記の通りです。(◎は支部会員)
■2018 年10 月7 日(日)8(月)第22 回日本統合医療学会
大会長:◎猪股千代子(札幌市立大学看護学部教授・北海道支部副支部長)
副大会長:◎西谷雅史(響きの杜クリニック院長・北海道支部支部長)
■理事長記念講演
座長:◎猪股 千代子
演者:仁田 新一 (東北大学 名誉教授・日本統合医療学会(IMJ) 理事長)
■大会長講演「ケアリングと癒しの統合医療看護の探求」
座長:川嶋みどり(日本赤十字看護大学名誉教授)
演者:◎猪股千代子
■特別講演「人工知能とインテグラティブ・ヘルス」
座長:◎猪股 千代子
演者:中島 秀之 札幌市立大学 理事長・学長
■教育講演 「統合医療の発展形態としてのアントロポゾフィー医学」
座長:◎西谷 雅史
演者:堀 雅明 (ほりクリニック 院長)
■北海道支部共催企画
① 北海道の薬草を活用する
座長:◎西谷雅史
演者:山道康子(山道職業訓練校 山道アイヌ語学校主宰)
新倉亜紀(アーユルヴェーダビューティーカレッジ代表理事)
② 北海道の未来の統合医療構想
座長:福沢嘉孝(愛知県医学大学大学院 医学研究科 先制・統合医療包括センター 教授)
演者:◎西谷雅史 「統合医療の本質と北海道における試み」
③ 漢方を活用した統合医療の実践
座長:福沢嘉孝(愛知県医学大学大学院 医学研究科 先制・統合医療包括センター 教授)
関隆志(東北大学サイクロトロン・ラジオアイソトープセンターサイクロトロン核医学研究部 研究教授)
演者:堀田清(北海道医療大学薬学部 准教授)北海道の食材を活用した食養生
◎辻和之(花月クリニック理事長) 中医学的アプローチでの事例発表
■シンポジウム「健康長寿社会実現のための統合医療社会モデルと各自治体の地域包括ケアシステム構想」
座長:吉田紀子(鹿児島県済生会、鹿児島大学稲盛アカデミー、鹿児島地域医療センター)
◎西谷雅史 「統合医療的な視点から見た地域包括ケアシステム」
■指定交流集会
「認知症に対する、鍼灸師を活用した新たな統合医療-平成27 年度文科省委託事業を踏まえて―」
◎川浪勝弘(北海道鍼灸専門学校)
「精神科におけるヨーガ療法のこころの反応~生理学・生化学・精神医学の視点から」
井上智子 ◎佐高葵月代 ◎高松円(NPO 法人 日本ヨーガ療法士協会・北海道)
■一般演題
・「黄帝内径の健康理念と食養生法による抗精神病薬投与後の後遺症回復一例報告」
・「水素吸入の安全性検討」
・「黄帝内径の健康理念と食養生法指導により癌患者回復二例報告」
◎陶恵栄(陶氏診療院院長)
・「クレイテラピーが全身に及ぼす効果についての検討」
藤田朋恵 ◎西谷雅史
・「当クリニック通院患者におけるオゾン化オリーブオイル(オースリーオイル)の使用経験」
◎青柳陽子◎ 西谷雅史
■体験型WS
・「ディジュリドゥを吹いて健康になろう!」
◎西谷雅史
・「西野流呼吸法Soma to Soma communication 基礎概念と実技」
貫和敏博 ◎西谷雅史
・「多職種共同チームによる心身のリハビリテーション~癒しのセッション~」
◎下出理恵子(医療法人しもでメンタルクリニック)
・「カイロプラクティック」
◎後藤雅博(後藤カイロプラクティックオフィス)
・「医療、介護の現場に役立つプロフェッショナルマッサージ」
◎蒔田美穂(勝山メディカルマッサージ)
◎委員
・大会組織委員 :西谷雅史(響きの杜クリニック院長、北海道支部・支部長)
・プログラム委員:西谷雅史
・統括委員長:大村和彦(大村長生館治療所)
・後藤雅博:(後藤カイロプラクティックオフィス)
・勝部光祈:(一般社団法人MOA インターナショナル)
・神力就子(オゾノサン・ジャパン代表)
・下出理恵子(医療法人しもでメンタルクリニック)
・髙松円(NPO 法人 日本ヨーガ療法士協会・北海道)
・広報・渉外委員:佐高葵月代(株式会社At mark)
・実行委員 :森元智恵子(ハマナス音楽&看護療法研究会・保健師)
・小端裕美(札幌こころの森クリニック・看護師)
・大瀧真美(桑園メンタルクリニック・看護師)
・勝部光祈(一般社団法人MOA インターナショナル)
・陶恵栄(陶氏診療院院長)
・桒原司(ホクサン株式会社)
・佐高葵月代(株式会社At mark)
・木谷 照子(ハマナス音楽&看護療法研究会)
・髙松円(NPO 法人 日本ヨーガ療法士協会・北海道)
・佐藤直美(ハマナス音楽&看護療法研究会)
・吉武ゆり(NPO 法人 日本ヨーガ療法士協会・北海道)
・大野直子(NPO 法人 日本ヨーガ療法士協会・北海道)
・菅原あゆみ(NPO 法人 日本ヨーガ療法士協会・北海道)
●日本統合医療学会北海道支部は、統合医療を取り入れた地域包括ケアの実現に向けて5 年計画で活動を行ないます。目標は、2025 年の地域包括ケアシステムの稼働にあわせた統合医療による地域包括ケアコミュニティーの構築です。5 年間の活動方針は次の通りです。
2019 年度 「統合医療を理解できる医療従事者と実力のあるセラピストの育成と交流」
・医療従事者とセラピストがともに統合医療を学ぶ勉強会を開催します。
2020 年度 「医療者とセラピストの統合医療ネットワークの構築」
・一人の患者を医療者とセラピストがそれぞれの立場から支えるネットワークを作ります。
2021 年度 「地域に根ざした統合医療ネットワークの構築」
・モデル地区、モデル団体を選定し、そのネットワークシステムを稼働します。
2022 年度 「地域通貨でお金のかからない世界をつくる」
・地場産業を巻込んだ地域通貨で廻る統合医療システムを模索します。
2023 年度 「統合医療地域包括ケアモデルの構築」
・自治体と一緒に統合医療を取り入れた包括ケアシステムを構築します。
●2019 年度IMJ北海道支部の活動計画は下記の通りです。
2019 年度は「統合医療を理解できる医療従事者と実力のあるセラピストの育成と交流」という活動方針のもと医療従事者とセラピストがともに統合医療を学ぶ定期勉強会を開催します。
学術大会
◎開催時期:2019 年10 月12 日(土)14:00~18:00
◎目的:日常業務に直結した学術研究の場として多職種の方々が集い情報共有など学びの場を提供。
◎内容:事例発表
総会
◎開催時期:2020 年 3 月 1 日(日)
◎内容:総会、講演会、会員同士のコミュニケーションを深める企画など。
定期勉強会
◎日程:2019 年4 月より 毎月第2 水曜日 19:00~21:00
※zoom 参加可
◎目的:統合医療全般と代替医療についての理解を深める。
◎対象:医療従事者(医師、看護師、保健師、ケアマネージャーなど)
代替医療施術家、セラピスト、学生など、(上記以外でも希望すれば参加可能)
◎参加費:2,000 円
◎カリキュラム(案)
Ⅰ 総論
①統合医療とは ②統合医療と西洋医学 ③統合医療と看護 ④統合医療と代替医療 ⑤統合医療と在宅医療
Ⅱ 各論
⑥中医学 漢方 鍼 ⑦気功医学 ⑧アーユルベーダ(ヨガ)⑨ホメオパシー ⑩シュタイナー医学 ⑪カイロプラクティック ⑫オステオパシー
イベント・ワークショップの企画・開催
◎2019 年4 月末までに、企画第一弾をリリース予定
◎会員からの企画案の募集及び開催。
その他
統合医療の試みをすでに実践している「北海道統合医療研究会」「ハマナス音楽&看護療法研究会」との協力関係を今後も保ちながら活動していきます。