2019年6月22日(土曜日)14:00~札幌市生涯学習センターちえりあ2階大研修室にて、講演会「『まちづくり』という医療戦略~あなたと築く健やかな地域と未来~」を開催いたしました。
ご参加いただいたみなさま、誠にありがとうございました。
医療関係者、代替療法士、セラピスト、公務員、学生、主婦など、様々な職種の方々がご参加くださり、地域の課題を共有・協議するための場(プラットフォーム)づくりの取り組みの始まりを感じるスタートとなりました。
「幸せに生きるとは?」 この投げ掛けから、当会の評議員でもあり洞爺温泉病院循環器内科医師の會田誠先生の講演が始まりました。
會田先生が強く感銘を受けたという徳島県上勝町は、高齢者の居場所や、出番と役割があり、産業と結びつけることで高齢者のモチベーションも保たれ、「今が一番幸せ」と多くの高齢者たちがそう言える暮らしを実践し、寝たきりを激減させた町として知られています。
ピンピンコロリ。さっきまで畑仕事していて畑で倒れて亡くなる、これは幸せな事ではないでしょうか?
私たちはどのように老いるか?
食べられなくなったらどうするか?
終末期、あなたなら大切な人とどのように過ごしたいですか?
最後まで自分で生きる事、地域で生きる事、それが出来ることが本来の医療では?
ひとつひとつの問い掛けに會田先生の熱い想いが感じられ、参加者のみなさまが聞き入っている様子も印象的でした。
「医療従事者に限らず、専門性が無くてもすべての人が予防医学の実践のための資源であり、ちょっとしたアイディアでも地域を変えていくことができる。『医療モデル』と『社会モデル』を共に作っていきたい!私たちにも何かできる!」
参加されたみなさま自身の可能性の広がりが土台となり、その実現への最初の一歩は自分次第であることを改めて認識する機会をいただいたことを、本当に有難く思っています。
この熱が冷めないうちに今回の企画を実践へ繋げるべく次の企画を準備中です。
準備が整いましたらまたお知らせさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
【日本統合医療学会北海道支部 広報・渉外 高松円】